松下幸之助に学ぶ『怒らない技術』

いつもは割とごゴキゲンな感じでブログを書いている私ですがね、もう最近非常に腹立っていることがあるんですよ。

 

もうこの際、このブログで暴露してやるぜコノヤロウ!!

 

…なんてことはしません。一応、平和主義者なので。

もうイライラして仕方ないので散歩に出かけたのですが、立ち寄った本屋で今の私にピッタリな本を見つけました。

これや!!
怒らない技術の表紙

怒らない技術』!!

 

読み進めてみると、実にすんばらしい本ではないですか。

まるで私のために書かれたような本ですね。

「人生の免疫力」を高めよう

読み進めていくと、「人生の免疫力」を高めよう!という章にこんなことが書かれていました。

ある国に、ゴキブリの多い町がありました。

町はゴキブリを一掃しようと、大々的な駆除作戦を実施しました。

 

するとどういうわけか町に病人が増えました。

 

いろいろ調べてみると、ゴキブリを駆除したことによって雑菌がいなくなり、

町の人の免疫力が低下したことによって病気になる人が増えたということがわかりました。

実に深いいお話です。

 

つまりゴキブリや雑菌も免疫力を高めるのには必要だということですね。

ゴキブリや雑菌も人生において重要な役割を果たしているわけです。

感謝をしなければいけませんね、ゴキブリや雑菌にも。

ゴキブリや雑菌、ありがとう!!

 

…ゴキブリや雑菌って書きまくっていたら、

 

ゴキブリ野郎のこと思いだしてまたイライラしてきました。

 

もう少し読み進めていく必要がありそうです。

 

シビれる松下幸之助のエピソード

もうひとつ素敵なエピソードがあったのでご紹介します。

要約すると、こんな感じです。

ある日、松下幸之助さんが船を下りて波止場を歩いていたら、いきなり大男にぶつかられて海に落ちてしまいました。 

そのとき一緒にいた秘書が、「社長、大丈夫ですか。私が文句言ってきますよ」と言ったのですが、松下幸之助さんは一言、

「ああ、夏でよかった」

と言いました。

 

そして秘書に向かって、

 

「今から文句を言ったからといって、私が海に落ちないで済んだのか。

海に落ちないで済むのなら、いくらでも文句を言いに行く。だがそんなことはありえない。

いまさら文句を言ったところで、私が海に落ちたという事実は何も変わらないじゃないか。先を急ぐぞ」

 

と言って、ぬれたスーツを手で払いながら、さっさと歩きだしました。

シビれるぅぅぅううーーーーー!!!

こうのすけーーーーーッ!

 

確かに、いくら怒って文句言ったところで過去は変えられないですものね。

得られる効果が変わらないならば、いかに今や未来を有意義に過ごしていくかを考えた方が有益だということでしょうね!

 

さいごに

この本に書かれていることではないのですが、米国の『アルコホーリクス・アノニマス』というアルコール依存症の更生団体は

変えるべきことを変える勇気を、変えられないことを受け入れる心の平和を、そしてこれら二つを見分ける賢さを

と唱えて祈りを捧げるのだそうです。

 

人生という限られた時間、ムカつく奴のこと考える暇があったら愛する仲間たちのことを考えて過ごしたいものですね!

▼追記: その後、続編である『怒らない技術2』も読んでみました▼

ガンダム上司とワンピース社員とウルトラマン社長
こんにちは、自称アンガーマネジメント研究家のseiyaです。 以前『怒らない技術』という本の感想を書いてからも、日々穏やかに過ごす方法について研究を重ねています。 ちなみにただ研究しているだけで、今のところ実生活には活かせていま...
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